t-miyajima blog

直したり、作ったりが好きです。

小川町の下のヤオコーに存在したモノたち(随時追記)

こんばんは。数日後に迫ったゴールデンウィーク旅行にドキがムネムネのt-miyajimaです(古い)。

本エントリでは埼玉のローカルスーパー『ヤオコー』の小川ショッピングセンターに焦点を当てて、そこにかつて存在したモノたちを懐かしく思い出してみたいと思います。

 

1.建物の3方向にあった入口

先日、買い物をするために久々に小川町の小川ショッピングセンター(以下、下のヤオコー※1)に足を運びました。去年から改修工事のために長い間お店が閉まっていたのは知っていましたが、改修工事が終わってから入店するのは初めてでした。

車を駐車場に止めてから何気なしに店の入口へ視線を向けると、そこには自転車置き場がありました。おや、入口がふさがっている……?

近づいてから建物の周りを確認すると、どうやら入口が1箇所に統合されたようでした。

……ほとんどの人に共感できないと思いますが、古い下のヤオコーを知っている僕としては、結構な驚きでした。

以前の下のヤオコーには入口が3箇所あったのです。それが、2015年の改修工事が完了してからは1箇所に統合されてしまいました。

いや、正確には新しい建物には入口が2箇所あります。しかし、以前の感覚からすれば新しい建物の入口は1箇所しかない、という表現になります。

絵にするとつまり以下の様なイメージです。

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『入口のある方角=入口の数』と捉えると、今は建物の1方向にしか入口がありませんが、昔は建物の3方向に入口がありました(こうなった理由の推測は後述)。

最近のスーパーマーケットでは入口が1方向しかないというのはごく当たり前の構造です。なので、去年までレガシーな構造のまま運営されていた下のヤオコーはかなり異質の存在だったのかもしれません。

2.水の流れるタワー

かつて下のヤオコーには入口が3箇所あったと書きましたが、1990年代半ば頃まで、その3箇所の入口に囲まれた中心あたりに、水の流れるタワーが存在していました。

この水の流れるタワーは1階2階吹き抜けの空間のど真ん中に位置していたと記憶しております。同じく吹き抜けの空間にあったエスカレーターに乗っていると、この水の流れるタワーがよく見えて、子供ごころにワクワクしたものです。

そもそも、当時の小川町にはエスカレーターがヤオコーにしかありませんでした。嘘じゃないです、多分本当です※2。そのせいか、ヤオコーエスカレーターに乗ると、エスカレーターの乗り降り部分のガラス張りとか、落ちたら死んでしまいそうな謎の空間とかを見てはスリルを感じておりました。

そんな子供の好奇心をくすぐる水の流れるタワーは、1990年代半ば頃の改築でなくなってしまいました。2016年現在は跡形もありませんが、タワーの傍らにいたエスカレーターは、当時とは位置を変えて現在では屋外に設置されております。

3.屋上のゲームセンター

しまむらヤオコー』という書籍を参照すると、小川ショッピングセンターが今の場所に開店したのが1972年で、増床新築されのが1978年だった、とあります。

これは僕の推測ですが、上記のような3箇所の入口が誕生した経緯はここにあります。元々は以下の様な建物だったのです。

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この左側に、2階建ての『スーパーではない部分』を増床新築すると、以下のようになります。水色の部分は上記の水の流れるタワーです。

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さて、元々入口だった場所が埋まってしまいました。そこで、建物の継ぎ目部分を入口にして、増床新築部分の入口はこれまでどおり建物の左側(東側)につけることにしました。すると、3箇所の入口が出来上がります。

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ここまでが僕の推測です。

ちなみに、この増床新築部分の屋上は、確か2003年くらいまではゲームセンターでした。僕はこのゲームセンターで、メタルスラッグアーケードゲームに10円玉を数枚入れて遊んでいた記憶があります。ワニワニパニック一休さんのゲーム、X-MEN VS. STREET FIGHTER、バスケットボールを時間内にゴールに入れるゲームなどもありました。

半分がゲームセンターで、残りの半分は日の当たる広場でした。広場にはプラスチックの椅子がいくつも置かれていて、たまにそこで座ってゲームボーイなどやっていました。

そうそう、屋上に行くための階段の踊り場の壁に、大きな絵が描いてあったような。この絵がヤオコーの屋上という楽しい場所に繋がるイメージとなって、見るたびにワクワクしていました。

しかし、人が来なくなったからなのか、時代の流れなのか、徐々に屋上への扉が閉ざされることが多くなり、やがて屋上のゲームセンターへ完全に入れなくなりました。※3

そして2003年の改装(前回の改装)をもって、屋上に繋がる階段がなくなってしまいました。その頃には僕も高校生になり、下のヤオコーで遊ぶこともなくなりました。

かつて屋上広場に置かれていたプラスチックの椅子は、2000年代半ば頃までは現在の入口付近に置かれていましたが、いつの間にか撤去されてしまいました。

4.本屋とゲーム屋

増床新築部分の2階には本屋とゲーム屋がありました。いや、詳しく書くと蕎麦屋もあったし床屋もあった気がするのですが、そこはこのエントリでは端折ります。というかあんまり記憶にないので詳しい方が代わりに書いてくれるのを望みます(何)。

ゲーム屋は本屋よりも先になくなりました。僕の最後の記憶がその店にバーチャルボーイが設置されていて試遊していた記憶なので、多分1996年〜7年頃にはなくなったのだと思います。

そのゲーム屋には大きなゲームボーイの形をしたモニターが置いてあって、ゲーム小僧であった僕の心をときめかせました。また、中央に店員さんがいて、その周りにガラスケースがあって、その中にゲームが陳列されていて、まるで宝石店のようなイメージといいますか、多分子供ごころに感じた感動が増幅されているからこのような大仰な表現になってしまうのだと思いますが、とにかく宝物がたくさん並んでいる印象が強かったです。

そのゲーム屋の隣にあったのが本屋です。これは(多分)2003年の改築までは存在していました。

この本屋の思い出は、なぜかレジの周りに1個10円〜30円のガム/アメが置いてあったことです。特に記憶にあるのが、4つのガムの中に1つだけとてつもなく酸っぱいガムが入っている、という製品が置いてあったことです。たまに親に買ってもらって食べていました。1つだけの『あたり』は、いうほど酸っぱくもなく子供にも食べられるレベルでした。

僕の記憶が確かならば、この本屋にはいつ行っても数人のお客さんがいました。それほど繁盛していないようには見えなかったのになくなってしまったのは、みどりが丘にオープンしたTSUTAYAの影響だったのでしょうか。

5.マクドナルド

2016年現在、小川町にはマクドナルドが1店舗しかありません。まぁ、人口3万ちょっとの町としては上出来でしょう。

しかし、かつては3店舗存在した時期があったんです。それは、上のヤオコー/下のヤオコーの中にそれぞれ小規模店舗が営業していた時期です。

小川町のマクドナルドの歴史は、確か1998年ごろにバイパス沿いにドライブスルー店舗が出来たのが最初です※4。

その後、どっちが先かは全く覚えていませんが、上のヤオコー/下のヤオコーに小規模店舗がオープンしました。その頃の上下ヤオコーには休憩コーナーがあり、椅子と机がたくさん置いてあったので、マクドナルドでハンバーガーを買ってその場で食べることが出来ました。

無論、僕も高校生の頃にヤオコーのマックで買い食いしました。60円でハンバーガーが売られていた頃ですね。金のない学生にヤオコーのマックは優しかった。

その後、これもまたいつ頃なのか定かではないのですが、両店舗とも跡形もなくなくなってしまいました。今の小川町の高校生は、小川町駅の近くで何を食べているのでしょうか。ローソンのチキンでしょうか。

6.南側入口のガチャガチャ

そろそろ記憶が少なくなってまいりましたが、南側入口には大量のガチャガチャが置いてあった時期があります。

そもそも現在の南側駐車場は、1990年代の改装までは一部が住宅※5でした。その住宅とヤオコーの間の通路にガチャガチャが置いてあったような記憶があります。しかも夜のみ。

僕が小学生の頃にレーザーポインターが流行り、そのせいでガチャガチャの景品にレーザーポインターが入っていたこともありました。ただ、ヤオコーのガチャガチャで『あたり』が出たためしはありませんでした。

(思い出し次第随時追記します)

(間違いやその他情報などご指摘いただけると幸いです) 

 

※1 『下のヤオコー』とは、小川町に2件存在するヤオコーのうち、駅前にあるヤオコーのことである。なぜ上下関係で区別するかというと、『上のヤオコー』は山(みどりが丘)の上にあるからである。

※2 というか、2016年現在でも小川町にはヤオコーにしかエスカレーターが存在しない気がする。

※3 その後、ヤオコーの前にある焼肉屋さんの1階にあったゲームセンターも閉店し、小川町からゲームセンターというものが消滅しました。2016年現在もゲームセンターはありません。ついでにカラオケも無い。

※4 ちなみにこの店舗は現在も営業しております。

※5 この住宅は『しまむらヤオコー』という書籍に載っている写真でも確認できます