t-miyajima blog

面倒くさがり屋のブログ

自己満のための! やさしい鍵盤命名入門《自作キーボード》

この記事は、キーボード #1 Advent Calendar 2020 の12月14日分の記事として書かせていただきました!

adventar.org

昨日はyohewiさんのキーボードのロゴの記事でした。イラストが可愛くて素敵ですよね!

明日はきせのんさんのキースイッチの記事のようです!

ちなみに、僕は12月25日のやましたさんによる「こどもの頃のサンタさんの思い出について書く予定」の記事が今から楽しみでなりません!

●●● はじめに

当初は去年から始めた自作キーボードの活動の中で得たもの・失ったものを記事にしようかなと思っていましたが、どうもつまらなくなりそうだったので、もっと面白くなりそうな題材を選びました。
得たもの・失ったものを楽しみにしてくださっていた方には本当に申し訳ないと思います。。。

 

……さて、鍵盤命名入門といいましたが、誰でも最高の名前が付けられるような命名方法を思いついたわけではありません。(えっ)
こんな記事名にしたのは、単純に、好きな漫画のタイトルに寄せたら面白いんじゃないかと思ったからです。

 

そのため、この記事を読んだ皆様が鍵盤命名入門できるのか、というか入門しようとしてくれるのかは分かりませんが、僕の作ってきたキーボードの命名について、飽きがこないように書いていく所存であります。

ちなみに、この記事に写真は一枚もありません。

 

●●● これまでのキーボードの命名に共通していること

ごく当たり前のことから個人的なことまで色々あります。

共通していること1:Google検索で他に出てこないような文字列にする

自分の作ったキーボードを検索してもらった時に、検索結果の上の方に来ないと見つけてもらえなくて、悲しいですよね……。

そんな悲しい状況を避けるため、これまでのキーボードの命名の際には、Google検索をしっかり行って他に似たような名前や検索結果があるのかどうかを調べています。

 

一例として、Chavdai40%のアルファベットの部分は、最初はChabdaiにしようかと思っていました。

しかし、Googleで検索したら、Chabdaiという名前の団体が検索結果に出てきました。このままでは僕のキーボードを検索しても別の概念が検索されてしまうことになります。

そこで、アルファベットの綴りをChabdaiではなくChavdaiに変えることにしました。ChavdaiでGoogle検索すると検索結果がものすごく少ないのが決め手でした。

ただ、Chavdaiだと発音がちゃぶ台ではなくチャヴ台になってしまいます笑。発音がなんか日本語っぽくない感じですが、僕たちのキーボード活動はGoogleの検索結果によって成り立っている点もあるので、こればかりは仕方がないと思って諦めました。

 

共通していること2:DもしくはCで始まる

これは最初から決めていたわけではありませんが、途中からCシリーズとかDシリーズとか自分の中で言い始めました。

言い始めると、次のキーボードの名前もCもしくはDで始めなければ、と思うようになり、必然的に命名のために使う英単語が少なくなるので、非常に楽なのです。


Dシリーズは名前がDで始まる1作目2作目4作目のキーボードで「世間の流行に流されずDvorak配列使いのための自作キーボードを作る」というものです。
DシリーズのDはDvorak配列のDを表しています。個人的にDシリーズはフラグシップモデルです。


Cシリーズは名前がCで始まる3作目5作目(予定)のキーボードで「なるべく多くの人に受け入れられるけれど作風がチャレンジングなキーボードを作る」というものです。
CシリーズのCはChallengeのCを表しているような気がします。個人的にCシリーズは普及品です。
実は他にも実験的なBシリーズというものもあったのですが、さっき思い出した程なので来年も出てこないでしょう。

 

共通していること3:英語のアクロニム、読むと日本語の単語になる

アクロニムというのは、アルファベットの単語列の頭文字を1つずつ並べて新しい単語を作るような感じです。


例えば、Reality enhanced by Virtual dimensions overwrites limitations. のそれぞれの単語の頭文字を並べて(byはなぜか無視)ReVdol(リブドル)と読むようなやつです。(上記英文はリブドルとは全く関係ない僕の造語です)


これまで作ってきたキーボードの場合、略した後に読むと日本語の単語になるようにしています。
それぞれ、丼、ちゃぶ台、どぶろく、です。

……正直、長い文章を作ってそれを略して名前を作るなんて、かなり面倒くさいです。
このあたりは完全に自己満の世界ですね!

 

さて、次からはそれぞれのキーボードの命名についてです。

 

●●● 一作目:Dombrick45の命名

ああ、1年前に作ったキーボードの命名について思い出すのが難しい……。
記憶をたどること数日、Dombrick45という名称は、確かキー配列から着想したと思います。
いや、どうだろう、名前を考えていたらアクロニムが丼になったからキー配列を丼にしたのか……。
(ダメじゃん)


とにかく、以下の要素を取り入れてDombrick45という名前が完成しました。

  1. Dvorak配列を名前に入れる
  2. 僕のアイコンがラーメン丼なので丼を名前に入れる
  3. キーボードのキー配列も丼っぽい感じにした

ちなみに、Dombrickは
Dvorak Oriented Mechanical Breakthough Remakable Interesting Coolest Keyboard.
のアクロニムです。Dvorak配列志向のなんかすげえキーボード、という意味です。かなりネタです。
このキーボードはPCBにラーメン丼の模様を描いたり、色もラーメンどんぶりの色にしたりと、色々とネタに走ったキーボードでした。

 

●●● 二作目:Dombrick60D

Dombrick45からキー数が増えてDELLの頭文字のDを追加した以外、何も考えていません。
このキーボードは超速で作ったので名前も超速で決定しました。
あえて面白い点を引き出すとしたら……そうですね……PCBにDELLのロゴをデカデカと印刷したので、そのままの状態では遊舎工房様で委託販売できないということでしょうか笑

 

●●● まだ作ってないやつ:Cubick

この文章を書いている今思い出しましたが、Cubickなんていう名前も作りました。
日本語で読むと、九尾っく、です。
なぜ九尾なのかと言うと、神宮司玉藻様が九尾だからです。


……説明になっていませんね。
命名理由をちゃんと説明すると、リブドルというバーチャルアイドルの神宮司玉藻様が九尾の狐をモチーフにしていて、僕はその玉藻様の二次創作としてキーボードを作ろうとしていたからです。
Cubickは、Challenge to Understand of Basic Implementation of Chaotic Keyboard. のアクロニムです。
混沌とした自作キーボードの基本的な実装を理解するための挑戦、という意味です。
九尾なので、MCUを9種類載せた基板を作るつもりでした。

この基板を1つ作ることで、9種類のMCUがテストできるというすごい基板でした。


……しかし、1年も前に考えたのに、まだ作っていません。
それはもちろん、僕が未だに9種類のMCUを扱えないからです!
この1年で僕が作ったキーボードのMCUは、ATmega32U2, ATmega32U4, STM32F042, STM32L072 の4種類だけです。

 

まだ5種類も足りない!!!!!!!

 

うーん、Cubickの完成はいつになるの……?(いますぐ!)

 

●●● 三作目:Chavdai40% Chvadai40%

まず、キーボード制作にあたり、以下のコンセプトがありました。

  • 基板を積層して静音を目指す
  • 表面実装部品の面積を小さくする(部品を小さくする)
  • 販売しても問題ないように作る

このコンセプトで制作し、名前を色々と考えていましたが、全然決まりませんでした。

ボツ例:Cushogatsu《旧正月

  • 元の名前:Challenge to Understand of Sound Handling by Original Gorgeous Assemblage with Tape and Silent Utilities.
  • 意味:テープや静音に役立つ物により作られた独特で豪華な寄せ集めによる音の取り扱いを理解するための挑戦
  • ボツの理由:旧正月ってイベントじゃね?

ボツ例:Challenge to Understand of Sound Behavior on Acoustic Resonance between PCB, Plate and Mount Method.

  • ボツの理由:アクロニムが日本語にならぬ!

アクロニムのボツ例:Cuticle、Cukambi、Cushock、Cumbria、Nikogori、Sobayu、Monaca、Hishimochi、Saibashi、Zabutong、Kambrick45…… ←寒ブリwwwww

  • ボツの理由:元の名前が作れぬ!

しかし、諦めずに根性で色々と英単語をあげつらい、アクロニムを並べまくっていたら、いい感じにChavdaiが出てきました。なんか奇跡のような本当の話……。

???? いい感じに出てきたとは ????
!!!! 根性論は全然参考にならないのでは !!!!

Chavdaiは、Challenge to Handle Acoustic-noise, Verify Drastic Abductive Implementation. のアクロニムです。
音響雑音をうまく取り扱う挑戦、抜本的でアブダクション的な実装の検証、という意味です。
ただ、実際に完成したキーボードを見ると、名は体を表していないような気もsh

 

ちゃぶ台はかつて、一家に一台は置いてありました。
このキーボードが色々な方に広く使っていただければと思い、Chavdaiと命名しました。
また、お手軽な40%キーボードを目指して制作したため、名称の末尾に40%と明記しました。
Chavdai40%は最後の%までが正式名称です。

 

●●● 四作目:Dobrock69

ええっと、自作キーボードを初めてしばらく経った頃から、Twitterで自作キーボードのアカウントを作って色々な人をフォローしていたのですが、その中でどぶろくの話題を目にしたのがきっかけです。


なので、「どぶろく」というアクロニムの日本語読みが最初にありました。
Doburokuというローマ字だとダサいので、英語っぽくDobrockとして、そこから元の名前を考えました。


元の名前は、Dvorak Oriented Bunkatsu ROCk’n’roll Keyboard! です。
Dvorak Oriented までは前回と一緒ですね。Dvorak配列に配慮しZキーとかハイフンとかが右手小指で押せる場所に付いています。
Bunkatsu は分割キーボードという意味です。そのままですね。
ROCk’n’roll Keyboard は今回のキーボードが非常に独創的なマウント方式で作られていて、誰の想像も及ばない感じなので、それを表現してみました。
もちろん、最後のビックリマークは非常に重要です。頑張って作った感じが出ています。

さて、冷静に考えると、今回の名称には以下のツッコミどころがあります。

  • Bunkatsuは英単語ではないのでは?
  • ROCの部分はアクロニムになってないのでは?

しかし、細かいことを気にしていると、いつになってもキーボードが完成しません。

キーボードの名称がいい感じに決まってきたら、細かいことは気にしない!

以上、これまで僕が作ってきたキーボードの命名について書かせていただきました。
真面目とネタが入り混じっていて、なかなかに混沌としていたと自分でも思います。
それにしても、自分のキーボードの名前を決めるのは本当に楽しい作業です。
どちらかと言えば、僕は名前を決めてから自作キーボードを作っているような気もします。

 

●●● 命名から始める自作キーボード

名前を決めるのが最初じゃダメだって、いったい誰が決めたんだろう。

さあ、この記事を読んだそこのあなた!
まだ見ぬ自分のキーボードを命名してみませんか。
命名した後は、自作キーボードを設計して発注して、キースイッチとキーキャップと部品を購入して、揃ったらはんだ付けして組み立てて使い始めるだけ。
この冬、憧れのキーボードを夢見て、悩んで命名できたなら、次の春、あなたの手元には素敵なキーボードがあるはずです!

 

……皆さんに自作キーボード制作を押し付けるだけでは無責任ですので、
僕も一つ、次のキーボードへの目標と、それを実現する決意を表明します!

皆さん、待っていてください。
Bluetoothキーボードは今の僕にはレベルの高いキーボードですが、
いまから精一杯勉強して、必ず制作してみせます!

この記事は、マジックテープ(クラレの商標)素材による衝撃吸収構造を世界で初めて採用した(と思う)HDMI接続の分割キーボード「Dobrock69」に、nmtkawbさんのアドバイスで実現した超静音キメラスイッチ「Silent Alpacaステム+Novelkeys Dry Seriesハウジング with 205g0/105 lube, O-ring and DES films」を搭載して書きました。