t-miyajima blog

直したり、作ったりが好きです。

ATH-MSR7のボロボロになったイヤーパッドをmimimamo並に綺麗にした話

※この記事は省電力設定で書きます

ハイレゾ対応のUSBインターフェースを購入したので、せっかくだからヘッドホンもハイレゾにしようと思い、中古のATH-MSR7を購入しました。

 

中古なのでイヤーパッドはボロボロでした。こんな感じ。

f:id:dvorak55:20200223145414j:plain

この状態から剥がせるところまで剥がしたので、実際はもっとボロボロでした(写真撮ってない)

……mimimamoという製品があります。これはイヤーパッドカバーで、こんな感じのボロボロのイヤーパッドにかぶせて使うと、ゴミが出なくて肌触りも良くなって最高、というような製品です。

一つ持っていて別のヘッドホンに使っていますが、たしかに良い製品だと思います。

でも、今回は中古で買ったのでなるべくお金を使いたくない。(mimimamoは2,400円くらいします)

そこで、mimimamoと似ている素材、そして簡単に修理できる方法を頭の中で考えてみた結果、モビロンバンドと黒のストッキングで直してみることにしました。

直した後の写真がこちら。

f:id:dvorak55:20200223150614j:plain

f:id:dvorak55:20200223150640j:plain

黒いのであんまりはっきりと見えないかもしれませんが、パット見でもしっかりとした見た目になっています。

さて、この直し方の手順を説明します。

 

1.良い感じのストッキングを調達する

薄すぎず厚すぎず。mimimamoが手元に1つあればそれを参考にしてください。参考になるものがない場合は、なるべく薄めをイメージしたほうが良いと思います。100円ショップ、もしくは誰かの使わなくなった古いストッキングでOK。

 

2.モビロンバンドを調達する

100円ショップでも絡まないゴムとして売っています。今試してみたところ、このサイズ(35mm)であればATH-MSR7に使えるはずです。

f:id:dvorak55:20200223151718j:plain

もしくはモビロンバンドのスギタさんから購入できます。

www.sugita-band.com

今回僕が修理に使ったモビロンバンドは色が黒で55mmのものです。最小購入単位が多いのですが、まぁモビロンバンドは色んな場面で大活躍のゴムバンドなので持っていて全く損はないと思います。劣化しにくいのでヘッドホンの修理に使っても安心ですし。

※ていうかモビロンバンド持っていない人にとっては安くない修理代金となりますが、まぁせっかくなのでモビロンバンド買って、いろんなイヤホン治せるようになりましょう!

 

3.イヤーパッドをなるべくきれいにする

はがれる部分は全部はがします。

ガムテープか何かでペタペタするときれいに剥がれます。

剥がれない部分は無理に剥がさなくてOKです。

 

4.ストッキングを切る

ここから先は写真がありませんので下手なペイントでご容赦。

イヤーパッドに対して大きめなイメージでストッキングを切ります。

f:id:dvorak55:20200223153233j:plain

この時点では丸く切る必要はなし。

 

5.モビロンバンドで留める

切ったストッキングをイヤーパッドに適当にかぶせて、モビロンバンドをイヤーパッドの取り付けられている凹みに食い込ませる感じで留めます。

f:id:dvorak55:20200223153254j:plain

55mmのモビロンバンドの場合、2本使うと強くしっかりと留められます。

35mmのモビロンバンドの場合は1本で大丈夫だと思います(やっていないので信憑性はない)

 

6.良い感じに張りを出す

あんまり強く張ると耳がきついので、できるだけゆるくストッキングを張ります。

はみ出たストッキングの生地を引っ張れば強く張れます。

逆に、内側を引っ張ると生地が内側に引っ張られてゆるくなります。

この辺は個人の好みで調整してください。

 

7.はみ出た部分を少し残す形で切る

良い感じに格好良くイヤーパッドカバーっぽく張れたら、あとははみ出た部分を少し残す形で切ります。

f:id:dvorak55:20200223153319j:plain

ギリギリの位置で切ってしまうと後で調整しにくくなり、かつストッキング生地が外れやすくなるので、少し残す形で切ってください。

具体的には、5mmくらい残すと良いと思います。

 

8.少しはみ出ている部分を、ピンセットで奥に押し込む

パット見きれいに見せるのは、これがミソです。

f:id:dvorak55:20200223153335j:plain

少しはみ出ている部分をピンセットでスイスイ奥に押し込みます。

ある程度隙間があるのと、ストッキングは伸縮性のある素材ですので、押し込めます。

 

9.完成

後は自分のやった仕事にニヤニヤしながらイヤホンを楽しむだけです。

 

以上。