こちらの記事は、親しみやすい40%キーボード、Chavdai40%の紹介記事です。
Chavdai40%は自作キーボードキットなので、キーキャップやキースイッチ等は付属しませんが、ハンダ付けはキースイッチのみ、細かい電子部品はすべて実装済みなので、比較的容易に作ることができます。
また、デコレーション用のマスキングテープ/リメイクシートや、可愛い/格好いいキーキャップを選んで自分好みの40%キーボードを作ることができるので、とても親しみやすいと思います。
入手方法
2020年8月から、遊舎工房様にて委託販売していただいております。
2023年8月から、遊舎工房様にて委託販売を再開いたしました!
【委託】Chavdai40%shop.yushakobo.jp
基本的なご紹介、組立方法など
このキーボードキットについての基本的なご紹介や、組立方法などは以下のウェブページに記載しました。このページを読むことでChavdai40%のほぼすべてが分かると思います。
さて、この記事では何を書くのか?
販売や紹介、組立方法はすべて別ページに丸投げしましたので、この記事では単純に、このキーボードにまつわるお話だけを書こうかなと思います。
- 40%キーボードって基本的にハードルが高い
- キーボードって自分で簡単にデコレーションできない
- Dvorak配列に対応した40%キーボードって少ない
- 自作キーボードってすごくお金がかかる
40%キーボードって基本的にハードルが高い
40%キーボードって、とっても可愛いですよね。
「40%キーボード」でGoogle検索してみると、かわいくて小さいキーボードがたくさん出てきて、目移りしてしまいます。
でも、いざ手に入れようとすると、手に入らなかったり、可愛くするためにはすごくお金がかかったりと、困ってしまうことが多いです。
そう、40%キーボードって、結構ハードル高いんですよね。
僕は今回の『Chavdai40%』で、そのハードルを下げたいと思います。
ハードル1:キーキャップが少ない
以前僕が作った自作キーボードのDombrick45は45%キーボードなので、キーキャップセットを選ぶのが大変でした。
なんでって、40%とか45%とかのキーボードのキーキャップって、あんまり売ってないんですよね。
キーキャップという製品自体がその辺で売っていないものなので、40%とか45%とかのキーキャップを探すとなると、もう大変。
それに、40%キーボード用のキーキャップセットは高価。
かわいいキーキャップセットを手に入れるのは本当に困難。
(もちろん頑張ればどうにかなりますが……)
なので、Chavdai40%では本当に多くのキーキャップセットが使えるようにしました。
具体的にはほぼすべての60%キーキャップセットが使えます。
また、ほぼすべてのGMKのキーキャップセットも使えます。
好きなキーキャップセットが選び放題です\(^o^)/
ハードル2:40%キーボードが売ってない
そもそも、40%キーボードってあんまり売っていません。
可愛いなぁと思ってウェブサイトを覗くと、売り切れ。
(などとこの記事を書いている最中にChavdai40%も売り切れなので本当に申し訳ないですm(_ _)m)
Chavdai40%は売価が安いためもちろん原価も安く、在庫を抱えるリスクが小さいので、どうにかして気に入ってくれた人にすぐに手にとってもらえるようにしたいと考えています。
(まさか初期在庫5のうちウェブ用在庫4が初日に完売するなんて夢にも思っていなかったので……いま在庫頑張って製造中なので本当に恐縮ですがお待ち下さい……)
2023年8月4日追記……半導体不足で終売しておりましたChavdai40%ですが、この度、販売を再開しました!!!!!!
キーボードって自分で簡単にデコレーションできない
キーボードって、プラスチックや金属でできていて、あんまり自分で絵柄や模様を変えられないです。
もちろん、パソコンで自らケースをデザインして、ケースを作ってくれる工場に発注して、高いお金を払えるのであれば、完全に自分好みのものが作れるとは思います。
しかし、そこまでできる人ばかりではありません。
Chavdai40%は、普段可愛いもの・格好いいものを作ったりしない作者でさえ、このように複数の作例を作れる程度に簡単にデコレーションできます。
Dvorak配列に対応した40%キーボードって少ない
40%キーボードって基本的にキー数を最小限に減らした上で、実用的かどうかはさておき、可愛い感じのキー配列にしているので、Dvorak配列のZキーの位置のキーが存在しない(もしくはVキーすらない)というのが一般的です。
棚にキーボードを飾って満足できるならそれでもいいのですが、Dvorak配列を使っている人からするとZキーが存在しないのは辛い。
なので、今回は一般的なキーキャップセットが使えるようにしつつ、Dvorak配列のZキーの位置にZキーを配置しても問題ないよう、キー配列を考えています。
自作キーボードってすごくお金がかかる
自作キーボードキットに1万円、すごく格好いいGMKのキーキャップに1万5千円、静音のキースイッチに5千円、合計で3万円。
適当に挙げてみましたが、自作キーボードを作るってすごくお金がかかります。
もちろん、僕もこれ以上のお金をかけて自分のキーボードを作り、使っています。
ちなみに、僕が自作キーボードを設計しようと思った最大の理由は、自分の好きなキーボードが存在しない中で高いお金を払ってまで手を出して、やっぱりダメだったと思った時にダメージがでかいのであれば、自分の時間を費やして安く基板を作って、色々試作できたほうが良いな、という点です。
Chavdai40%は基板を2枚重ねた作りなので、とてもお安く販売できます。また、作例の写真に使っているキーキャップ(ピンクのやつ)は遊舎工房様で約6000円で購入できますし、もっと安いキーキャップを使うことも可能です。
その他お伝えしたいこと
- 本体が驚くほど薄いのにまあまあな打鍵感
- 縦長Enterキーには対応していません、すみません
- QMK Configulatorに対応しています
- 故障したり初期不良等は誠意を持って対応させていただきます!
- 本キーボードキットに使われている3.3vレギュレータ部品について、自作キーボードコミュニティのdiscordサーバにてhsgwさんよりご助言を頂き、部品サイズを小さくすることができました。ありがとうございました。
最後に
Chavdai40%は自作キーボードではないと思う方もいらっしゃると思います。Chavdai40%はこれまでに販売されてきた自作キーボードキットと比べると異質でまるで似ていないからです。それに基板二枚貼付けでネジが使われていないし、底面の部品は紙で保護するだけなので不安と思われる方もいらっしゃると思います。
しかし、ありったけのアイデアと睡眠時間を詰め込んだつもりです。
40%キーボード入門として、自作キーボード入門として、もしくは愛すべき日常使いの40%キーボードとして、Chavdai40%が使われたら幸いです。
(おまけ)名称ボツ案
Sobayu《そば湯》
Monaca《もなか》
Hishimochi《ひしもち》
Saibashi《菜箸》
Zabutong《ざぶとん》
Kambrick45《寒ブリ》 ←草
Cushogatsu《旧正月》